結果画面サンプル
腸内健康年齢と腸内の菌種数の豊かさをグラフ化(ワンちゃん、ネコちゃん、ウサギさんのみ)
測定時の腸の年齢は実年齢より若いです。
これからもこの腸内健康年齢を維持していってくださいね。
アニコムでは食餌や散歩などの生活習慣をバリエーション豊かにすることで菌の多様性が増え、若々しさに繋がると考えています。
日々のうんちの状態もよく観察してみてくださいね。
菌種数の豊かさ
菌種数の豊かさ加齢関連菌
加齢関連菌ビフィズス菌と乳酸菌
ビフィズス菌と乳酸菌腸内には個性豊かな細菌たちが数多く住んでおり、その種類が豊富なほど、病気への抵抗性が強くなる傾向にあります。
しかし、加齢とともに菌種数は少しずつ減っていく傾向にあります。
また、菌種数はストレス等の影響を受けることもあるため、日々のふれあう時間を充実させ、心も腸内も豊かにしてあげましょう。
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加齢とともに増加する菌があり、その中には病気に関わる菌も含まれています。
これらの菌が増加していることは、腸内環境が整わず腸内が老化してしまっている可能性があります。
良い腸内環境を維持するために、ビフィズス菌や乳酸菌の摂取と合わせて、その子のライフステージにあった生活を送らせてあげましょう。
(少ないほど良いとされています)
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栄養を吸収しやすい腸内環境をつくったり、病原体の増殖を防ぎます。
また、老化・ガンを防ぐともいわれています。
ビフィズス菌や乳酸菌が含まれている食べ物やサプリメントを定期的に与えるとよいでしょう。
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加齢や健康と関係があると考えられる3項目を元に算出した指標です。
腸内健康年齢が若いほど保険金の発生が少ないことから、健康の指標となると考えられます。
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腸内にあると嬉しい菌の紹介と、それらが腸内に存在するかチェック
おなかの仲間たちの紹介です。ビフィズス菌、乳酸菌の他にも、からだにいい菌がたくさんあります。
腸内全体の細菌バランスを、同種の同年代のどうぶつさんたちと比較。複数回計測を行っているどうぶつさんの場合、前回以前の結果との比較も可能。
栄養の吸収をスムーズにするための環境をつくったり、老化やがんを防ぐ働きがあるとされている細菌群で、病原菌などの増殖を妨げ、有害となる物質がつくられないよう働いています。
これらの細菌類が生成した短鎖脂肪酸(※)は、腸から吸収されると体内の脂肪細胞に働きかけて余分な脂肪吸収を防いだり、筋肉に働きかけて脂肪燃焼を促進する作用があるといわれています。
ヒトやマウスの研究で、肥満に多いということが報告されています。腸内で数が多くなると、たくさんの胆汁酸を作り変えて脂質を吸収しやすい形にしてしまいます。そのため、本来であれば排出される脂肪分を余分に吸収してしまいます。
病気を引き起こすといわれる細菌を含む細菌群です。主にタンパク質をエサとして腐敗をおこし、様々な有害物質を作りだします。腸の中で数が増えすぎてしまうと下痢を引き起こしてしまうものや、腸炎の原因となるものも存在します。
上記以外の菌です。腸内フローラは「よい菌」・「よくない菌」に分類できない菌や、まだ体内での働きがわかっていない菌を含むさまざまな菌で構成されています。
代表的な菌:古細菌、シアノバクテリアなど
アニコム損保保有のデータからネコちゃんの腎臓の調子を判定(ネコちゃんのみ)
とてもよい | |
平均的 | |
少し気になる |
「平均的」と判定されてちょっと不安だわ・・・
尿検査や血液検査で腎機能をチェックできます。
気になる方は定期的に健康診断を受けてみてはいかがでしょうか?
腎臓チェックとは、ネコちゃんの腸内フローラの測定結果から腎臓の調子を3段階で判定したものです。
「とてもよい」 | : | 腎不全のリスクが 平均の0.3倍 |
「平均的」 | : | 腎不全のリスクが 平均と同程度 |
「少し気になる」 | : | 腎不全のリスクが 平均の1.8倍 |
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どうぶつさんたちにまつわるコラムを掲載
ボールを思いっきり追いかけたり、散歩に行くそぶりを見せると嬉しくて跳びまわったり、ワンちゃんには魅力がたっぷりですね。
ワンちゃんの健康を保つ秘訣の一つとして腸内細菌が産生する酪酸が注目されています。
酪酸は、大腸を正常に動かすためのエネルギー源であるとともに、アレルギーを抑制する免疫細胞を増やすと言われており、
その産生量は加齢に伴い減少するという研究があります。1)
なぜ減少するのでしょうか?
その秘密は酪酸を生み出している腸内の酪酸産生菌(※)にあります。
その研究によると、0歳から10歳のワンちゃん、全9頭から便を採取して腸内細菌を調べたところ、
0歳では4種類の酪酸産生菌が存在していました。
しかし、年齢を重ねるごとに種類は減り、6歳以上の個体では1種類の酪酸産生菌しか存在していませんでした。
加齢とともに酪酸産生菌の種類が減少することにより、酪酸の産生量が減るのだと考えられます。
つまり、酪酸産生菌の数を増やすことが健康を維持することに繋がるかもしれません。
では、どうすれば酪酸産生菌の数を増やすことができるのでしょう?
ラットに食物繊維を食べさせると、腸内細菌にエネルギーが供給され細菌の代謝を活発にさせるという報告があります。2)
つまり、食物繊維を食べることで、酪酸産生菌を増やせる可能性があります。
食物繊維が含まれる食材をフードに加えることで、ワンちゃんの腸内環境を整え、
さらにはアレルギーを抑制する免疫細胞を増やし、ワンちゃんの健康に繋がるかもしれません。
腸内細菌がワンちゃんにどのような働きをもたらしているのか、今後も注目していきます。